【冬号特集】不調や不安に負けない体に!冬こそ「きのこ習慣」で免疫力アップ
冬は、体の免疫力を高めておきたい季節。免疫力アップ食材「きのこ」のチカラや効果的な食べ方をご紹介します!
免疫力を高める成分が豊富
きのこには、体の免疫機能に働きかける「β-グルカン」や「ビタミンD」が含まれています。さらに、きのこには、エネルギー代謝に欠かせない「ビタミンB1」や肝機能を高め疲労回復効果のある「オルニチン」、リラックス効果のある「GABA」も含まれています。きのこをとり入れた食事で体に疲れをためないようにし、免疫力アップにつなげていきましょう。
腸内環境の向上で免疫力がアップ!
免疫にかかわる細胞や細菌が多く存在する腸が元気になれば、ビタミンやミネラルなどの大切な栄養素をしっかり吸収することができ、代謝や免疫力アップにつながります。きのこには、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれています。しかも、水に溶ける水溶性と、溶けない不溶性の2種類の食物繊維をバランスよく含む優秀な腸活食材です。
こうしたきのこの免疫力アップに有効な栄養素を逃さず効率よく体に摂り入れる食べ方をご紹介します。
①ビタミンDは油を使った料理で吸収率アップ
ビタミンDは油に溶ける性質があるので、炒め物など油を使った料理で吸収率がアップします。また、調理前にきのこ(傘の裏側)を数時間天日に当てることでもビタミンDを増やせます。
②刻む・冷凍で栄養をとりやすく!
細かく刻む、ペーストする、冷凍することで、きのこの細胞壁が壊れ、栄養を効率よく摂れるようになります。うま味も出やすくなります。
③スープは汁まで飲もう!
ビタミンB群やカリウムなどの水溶性の栄養素は水に溶け出る性質があるので、茹でる・煮込むなどの料理は、汁までいただくと溶け出た栄養を逃さず摂れます。
④複数のきのこを組み合わせよう
きのこのよってビタミンB群やビタミンD、β-グルカンなど含まれる栄養素に特徴があります。数種のきのこを食べれば、体にうれしいさまざまな栄養素を摂取することができます。
さらに、「免疫力アップに役立つ栄養素&食材」をご紹介。きのこの栄養素とのダブルの効果で、免疫力をアップさせていきましょう!
きのこ+たんぱく質
[食材例:肉類、魚介類、卵、大豆・大豆食品、乳製品など]
たんぱく質は体を作る主成分で、免疫細胞の材料にもなっています。不足すると体力や集中力が落ち、体調が崩れやすくなる可能性も。
きのこ+ビタミンA
[食材例:にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、レバー、うなぎ、卵黄など]
ビタミンAは鼻や喉などの粘膜を正常に保ち、免疫細胞の働きを活発にすることから、感染症予防に効果的。油と一緒に摂ると効率よく体に吸収されます。
きのこ+ビタミンD
[食材例:鮭、しらす、青魚、卵黄、きのこ類など]
骨の健康維持に欠かせない栄養素ですが、近年の研究では免疫機能を調整する働きがあることがわかっています。野菜類ではきのこだけに含まれます。
きのこ+ビタミンC
[食材例:ブロッコリー、赤ピーマン、キャベツなどの野菜類、イチゴ、キウイなどの果実類、など]
免疫細胞を活性化し、体内に侵入した細菌やウイルスから体を守ってくれるビタミンCは、風邪予防にも役立ちます。
いかがですか? 冬は、鍋はもちろん、毎日の食事にきのこをプラスした「きのこ習慣」で、体の中を元気にしていってくださいね!