えのきたけができるまで①産地の生産システム編

えのきたけができるまで①産地の生産システム編

きのこ王国・長野県中野市の「えのきたけができるまで」を徹底紹介!今回①では、中野市(JA中野市)の「えのきたけ量産システム」とさまざまな取り組みを紹介します。

中野市のえのきたけ生産システム
長野県北部に位置する中野市は、全国有数のきのこ産地。えのきたけの生産量は日本一を誇ります。

中野市でえのきたけ栽培が始まったのは1950年代。長年にわたる技術や品種改良をはじめ、農協と生産者による分業システムを築き上げることで品質や生産量を向上させてきました。
現在は、種菌(きのこの菌糸)の取り扱いは「種菌センター」、菌床の培養は「培養センター」、生育は「生産者」と、それぞれの工程を分業で行うことで、生産効率を上げています。さらに集荷センターも設けられ、市内で生産されたきのこが、効率よく全国へ出荷される仕組みにもなっています。
↑中野市のえのきたけ出荷量(最需要期)は1日約200トンにも及びます。

▶▶「えのきたけができるまで」はこちら

安心・おいしい&SDGsなきのこ栽培の取り組み
①品質の良い種菌を開発
きのこの“種菌”を供給する種菌センターでは、毎日、雑菌汚染や異変がないか検査を実施。おいしいきのこに育つ優良な菌糸の研究も行っています。

②生産者は勉強熱心!

市内の生産者は、「えのき茸部会」を結成し、定期的に勉強会を開催。栽培技術や消費者ニーズなどの情報交換を行い、栽培に工夫を重ねています。

安心安全の栽培環境づくり
JA中野市では、きのこの残留農薬チェックを定期的に実施(きのこ栽培では農薬は不使用です)。また、生産者のJGAPやASIAGAP認定取得のサポートを行い、安心安全なきのこ産地を目指しています。

④培地のリサイクル活用
使用済み培地の一部は、培地に再利用するほか、堆肥化して農地へ提供。近年、この堆肥で育てた穀物(ソルガム)を培地に使用する循環型きのこ栽培にも取り組んでいます。

産地では、生産効率を上げるだけでなく、日々研究を重ね、品質やおいしさの向上を目指していることがおわかりいただけたと思います。②では、なかなか見ることのできない「えのきたけ栽培」の様子をご紹介します。
▶▶「えのきたけができるまで②」はこちら

投稿日:2024年6月21日