[きのこの基本②]<冷蔵>でおいしさキープする保存方法とは?

[きのこの基本②]<冷蔵>でおいしさキープする保存方法とは?

きのこは、鮮度が落ちやすいため、早めに食べ切るのがベストですが、使い切れなかった時は、上手に保存して、おいしさを出来るだけキープしたいですよね。

おすすめの保存方法は、「冷凍」ですが、読者の方からは「冷凍ではなく<冷蔵>の保存方法を教えてほしい」とのお声をたくさんいただいていることから、今回は、「冷蔵」の保存方法を詳しく解説していきます。

※冷凍する場合は、きのこを小分け、または刻んでからチャック付き保存袋に入れて冷凍庫へ(約1か月間保存可能)。

きのこは、水分が多いのと、収穫後も呼吸をしているため、鮮度が低下しやすい食品です。さらに保存袋やラップに水滴がつきやすく、きのこが湿って、食感が悪くなってしまうことも。
このことからも、冷蔵保存期間は2~3日程度ですが、少しの工夫で“おいしさ”をキープすることができます。

【キッチンペーパーで水滴対策】
①キッチンペーパー+ラップ

きのこをキッチンペーパーでしっかり包み(傘がこわれないように丁寧に)、その上からラップでしっかり包みます。

②キッチンペーパー+保存容器
たくさんのきのこや数種のきのこが余った際は、保存容器にキッチンペーパーを敷いて、入れます。上にもキッチンペーパーをのせてフタをします。

【鮮度保持機能の袋を活用】
③市販の野菜鮮度保持袋に入れる

野菜の呼吸量をコントロールする市販の「野菜鮮度保持袋」に入れ、傘が壊れないように注意しながら、できるだけ空気を抜いて封をします。

④きのこパッケージいれる
JA中野市産の一部のえのきたけやぶなしめじのパッケージには、きのこの呼吸をコントロールする鮮度保持フィルム「NeoFresh」が採用されています。
使い切れなかったきのこを、このパッケージに再度入れて、傘がこわれないように注意しながら、できるだけ空気を抜いて密封をします。

編集部で、①~④の方法で3日間冷蔵保存してみたところ、この中で最も“鮮度がキープ”できていたのは、③④でした!
水滴の発生が少なく、エリンギやぶなしめじの軸が湿らず、弾力もしっかりありました。

冷蔵庫の温度や開閉回数の違いなど、ご家庭の保存環境によって差はあると思いますが、皆さんもぜひお試しくださいね。

とはいえ、こうした冷蔵保存方法でも、2~3日で食べ切るのがおすすめ。お買い上げ後は、ぜひ早めにお召し上がりくださいね!

投稿日:2025年5月16日