【きのこのトリセツ⑧】きのこの栄養を逃さない食べ方

【きのこのトリセツ⑧】きのこの栄養を逃さない食べ方

きのこには食物繊維のほか、ビタミンB群やビタミンD、カリウムなどの栄養素が含まれています。これらの栄養素を逃さず、効率よく摂取する調理や食べ方の工夫をご紹介します。

■スープは汁まで飲もう!
ビタミンB群やカリウムなどの水溶性の栄養素は水に溶け出る性質があります。茹でる・煮込むなどの料理は、汁までいただくと溶け出た栄養を逃さず摂れます。水を使わないレンジ加熱なら栄養素の流失をより防ぐことができます。また、栄養もうま味も流れてしまうので、きのこは洗わないでください。

■刻む・冷凍で栄養をとりやすく!
細かく刻んだり、冷凍することで、きのこの細胞壁が壊れ、栄養を効率よく摂れるようになります。うま味も出やすくなりますよ。

■ビタミンDは油を使った料理で吸収率アップ
きのこには免疫力アップに役立つビタミンDが含まれています。ビタミンDは油に溶ける性質があるので、炒め物など油を使った料理することで吸収率がアップ。魚や肉など脂質を含む食材と一緒に調理するのもおすすめです。

■天日干しでビタミンDが増加!
きのこには、エルゴステロールという物質が含まれており、日光(紫外線)に当たることでビタミンDに変わる性質があります。調理前にきのこ(傘の裏側)を数時間天日に当てることで、ビタミンDを増やすことができます。

いかがですか? 調理の工夫で、きのこに含まれるせっかくの栄養を、逃さず体に摂り入れてくださいね!

投稿日:2023年12月14日